MaGaRi 001
『本当のインキュベーション施設』をお探しの方へ。
台東デザイナーズビレッジ
tag:募集終了
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台東デザイナーズビレッジ
tag:募集終了
この物件の募集は終了しました!次回募集をお楽しみに!
募集期間 :10/1(金)〜10/27(金)
今回はものづくりの街、台東区の創業支援施設「台東デザイナーズビレッジ」(以下、デザビレ)
を紹介します。
ここは旧小島小学校跡地を活用した施設です。2004年から始まり施設は今年で7年目!卒業生は、例えばHIROCOLEDGE、writtenafterwards、デザビレのすぐ近くに店を構えるSyuRo、m+(エムピウ)など名の知れた方々が大勢います。
そんなデザビレの今年度の入居者募集が10/1〜より始まりました。
それに合わせ、MaGaRiではデザビレの魅力に迫ることにしました。
今回、メインに取材に対応して下さったのは、デザビレ村長(※)の鈴木さん。
鈴木村長は元々、カネボウファッション研究所に勤めていて、マーケティングや企画のプロフェッショナル。
そんな彼をはじめとしたスタッフや区が全面的に入居者の相談にのりアドバイスをくれるというのだから、支援は十分にあると言えそうです。
いや、言えそうというか、村長や入居者、卒業生にお話を聞けば聞く程、
「駆け出しのデザイナーの皆さん是非入って。きっと成長できるから!」と言いたくなる、
素晴らしい創業支援施設でした。
鈴木村長いわく、
「生計のたたない厳しい時期の駆け出しのデザイナーにここを活用してほしい。
デザビレでは、手仕事からビジネスに成長するまで支援します。」とのこと。心強い。
※村長=インキュベーションマネジャー
リーズナブルな料金で、各事業者がオフィスと、作業場や会議室、展示室等の共用部を利用する事が出来る事。元々学校という空間の魅力も、ノスタルジックで人気の秘密かもしれませんね。
村長や区等から事業計画、営業、PR、生産面、法務、税務、知財等など、デザイナーに必須の知識のサポートを受けることが出来ます。
同居する19組のデザイナーやOBOGとのネットワーク。
同年代で同じクリエイター同士、技術や工場や展示場所などの情報交換がとても貴重との事。それに加え、産地、工場、流通、展示会など生産の上流〜下流までのネットワークも提供できるとのこと。
普通、駆け出しのデザイナーに百貨店の催事出展のオファーやマスコミからの取材は入ってきづらい。けれど、デザビレに入居すると話は別。百貨店やマスコミの方からデザビレ経由でオファーが来る様です。デザビレと卒業生が築いた信用が百貨店やマスコミに浸透しているから得る事のできるチャンスなのだと感じます。
あ〜、スゴい。デザビレが始まって約7年。
多くのノウハウ蓄積と、卒業者含めた入居者とデザビレが周囲から
多くの信用と期待が集まっていることが伝わってきました。
そんなデザビレですが、入居できる期間は原則3年以内。
入居し続けるためには、毎年の審査を通過する必要があるとのこと。
さらに村長からこんな一言。
「成長する意欲が無いなら出て行ってもらいます。また、成長して次のステージに進んだのなら、
同じく、出て行ってもらいます」。
厳しい。けれど、デザビレは本当に、「インキュベーション」という役割に特化していることがわかりました。
入居者を代表してooso(オーソー)のお二人にお話を聞いてみました。
入居前と後の変化を伺うと、
「台東デザイナーズビレッジの知名度が高く、デザビレに入居しているならと言って工場のおじさんが少量でも手伝ってくれたり話が通りやすくなりました」
「現実的な話では、区からの助成を受けることができるようになって展示会出展の負担が減りました」
とのこと。
あと、デザビレとoosoさんの関係がよくわかるエピソードが一つ。
困ったことがあったら「そうだ!村長に相談しよう」が合い言葉になっているそう。
すごいですね、鈴木さん。
卒業生のwrittenafterwardsの山縣さんに伺うと、入居前と後で変わったのは「全部」との声。
また村長の人柄を伺うと「お父さん」(仕事の上での)というお話を聞けたり、「心が広い、包んでくれる」存在とのことでした。
インキュベーション施設は運営する側のスタンスや人柄により、入居者へのサポートレベルが変わって来ると思うのですが、デザビレはどうやら、期待に十二分に応えてくれそうです。