MaGaRi 018
三浦さんをシェアできる?!
杉並区西荻窪/不通庵
tag:募集終了
MaGaRi 018
杉並区西荻窪/不通庵
tag:募集終了
この物件の募集は終了しました!次回募集をお楽しみに!
前回、事務所の一室をマガリ物件としてご提供頂いた、三浦展さん(カルチャースタディーズ研究所主宰)。
(MaGaRi 009『好奇心とアイデアの宝庫』をご参照ください。)
今回は、この三浦さんの隠れ家“不通庵”を利用したい方の募集です。
というのも、こちらはつい先日まで三浦さんの隠れ家として使われていた場所。
その名も“不通庵”と呼ばれ、出版社の方でも近しい人にしか告げられていないほど、正真正銘の隠れ家。
(渡された地図には、本当に“取扱厳重注意”と記されています。)
『三低主義』では隈研吾さん、雑誌『東京人』ではR不動産の馬場さんとの対談会場としてこっそりメディアに
登場していたり、郊外入門の講義『ミウラ大学』など、三浦さんの幅広い交友関係に欠かせない場とされてきました。
今回の募集は、基本的には、住居か書斎としての利用になります。
例えば、研究職や学生の方なら、とてもやる気のおきる勉強部屋として、
フリーランスの方なら住みながら仕事場として利用されるのにも良いかもしれません。
休みの日は友人を呼んで昼からお酒なんていう生活が良く似合うお部屋です。
内装がまた、こだわり尽くされた空間となっています。
左官職人によって丁寧に塗られた壁、足触りのよい桐のフローリング、北向きなのに明るい室内。
座っていると、不思議といつまでも居たくなります。
掘り出し物の座椅子やカーテンレール代用の竹の棒まで、
ひとつひとつにエピソードがあり、三浦さんの思い入れたっぷりな品々で溢れています。
とりわけ、水廻りのドアは、何と同潤会清砂通アパートのもの!(大月敏男先生から譲り受けたそう)
これまた、部屋にしっくり馴染んでいるから不思議。
また、このマガリ物件は、この部屋に置かれている本棚ごとお借りできます。
こちらに置いてある三浦さん所有の本は、建築、都市計画関連の蔵書がズラリと約1,500冊。
この手の専門の方は、読みたいものはだいたい揃っていると思って頂いても過言ではありません。
しかも、本棚にある本以外に欲しい本があれば、交渉次第では購入してもらえるかもしれません。
いたれりつくせり、まるで私設図書館のようです。
しかも、三浦さんは昔の大家さんと店子の関係のように、借り手の方と親しくつきあいたいと考えています。
三浦さんがたまに本を取りにやって来たり、置きに来たりすることがありますし(もちろん事前連絡はしてもらえますのでご安心を)、三浦さんやその仲間たちを呼んで一緒に酒を飲んだり、三浦さんの話を聞いたりすることもできます。
また、三浦さんは、この部屋を貸しながらも、この部屋で月1度くらい、都市、建築、住宅、社会学などの専門家を招いての有料講演会を開けないかとも思っているそう。月一度、部屋が講演会場になりますが、借り主は、その講演会を無料で聴けるというメリットがあります。それをメリットと感じる方に借りて頂ければベストです。
つまりここは、単に空間をシェアするだけでなく、知識や人をシェアする場。
しかもあの三浦さんとその人脈を。なんて贅沢なんでしょう!!
もしかしたら、あなたが三浦さんをシェアできる?!かもしれないのです。
(ライター:岸本千佳)
所在地 | 杉並区西荻北2(所在地周辺地図となり、正確な場所を示しておりません) ・JR西荻窪駅 徒歩5分 |
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利用料 | 家賃は90,000円、管理費8,000円 |
初期費用 | 敷金2ヶ月 礼金2ヶ月 |
施設概要 | 9階建て4階 ワンルーム29.2平米 (リノベーション竣工2008年3月末) 床はフローリング(桐の無垢!) |
設備一覧 | キッチン、玄関、風呂、トイレ、冷蔵庫、浄水器、蔵書など |
備考 | 応募後面接実施、2人入居(ルームシェア)可能。事務所使用不可。 但し、書斎・居住しつつSOHOなら可。原則本棚の本は閲覧自由 |
岸本 千佳
Chika Kishimoto / 85年京都生まれ。学生時代は建築学科に属しながらも、各地のまちづくりに携わり、カフェ×ライブハウスの運営や講演プロジェクト立ち上げなど現場から学ぶ。現在、本業はシェアハウスなど不動産企画のコーディネーター。生活の場を提供するにもかかわらず、人にフォーカスしない不動産業界への違和感、また、学生時代より思案していた”まちの時空間貸し”といった、小さな不動産循環からまちをゆたかにしたいという想いのもと、MaGaRiに参画。宅地建物取引主任者。
http://chicamo.jugem.jp/