ウェブの世界はまだまだ広い

まあそれはともかく、今回の間借りは、ウェブの世界への扉になります。
A.C.O.はウェブ中心にしたクリエイティブ事業をやっておられます。だったら、ウェブ関係の人がよいと思いがちですが、必ずしもそうではありません。

まず、A.C.O.は単なるウェブ制作会社ではありません。

代表の倉島さんはもともと、建築設計をしていたそうです。･･･ここから何か違うかんじがしますね。

ウェブ業界が盛り上がりはじめた2000年に、事業の一つとして行った情報コミニティサイトの構築をきっかけに設立されたのだそうです。しかし、同じ「構築」ですから案外ウェブと建築は近いものがあるのかもしれません。違うのは、つくることが比較的簡単ということでしょうか。スピード感は圧倒的です。

加えて、倉島さん曰く「ウェブはあらゆる分野の人でも参加できる」、というまだまだやることがたくさんある分野。人手も足りないそうです。
たとえば、アーティストのような作家の方でも「ネットショップで売る」という関わり方もあるわけです。
倉島さんオススメは「放送作家」。ストーリーを構成することができる人がウェブ業界にいたら面白い仕事ができそうだとのこと。え！そうなんだ、という驚きの組み合わせが次々と出てきます。

新しい世界への扉つき仕事場。これこそ間借りの真骨頂です。

ビル自体も面白い-町原ビル-

さらにA.C.O.が入居している五反田の町原ビルも気になるところです。
一階はカフェで、ほかの階は新進気鋭の若い会社が入居しています。例えば、東京ピストル（編集・デザイン）やソウ・エクスペリエンス（体験ギフト事業）など分野も様々。もともとは工場だったビルだったのですが、オーナーさんの一存で、リノベーションされて、いまは注目される会社がこぞって入居する、知る人ぞ知る場所になりつつあります。

そういえば、大事なことを忘れていました。
A.C.O.では「ソーシャルメディア勉強会」など、世界のネットの最新状況を小さい変化を知って取り入れるための勉強会をしています。これも、動きの早くなってきているウェブの世界では、じっくり勉強してというより、こまめに新しいことを知っていく。これが大事だそうです。こちらも希望が合えば参加できるそうです。

ちなみに環境はかなりいいです。マド近くの景色のいい位置にあります。入居はデスク5席の募集です、先着順です、気になった方はひとまず早めにお問い合わせください。（ライター：伊藤 洋志）