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MaGaRi 040

東京中心の映画ビジネスを覆せ -スタジオ利用者募集-

渋谷区千駄ヶ谷/映画24区スタジオ

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募集終了

この物件の募集は終了しました!次回募集をお楽しみに!

映画人の通いつめる“映画24区スタジオ”

千駄ヶ谷の一角。
映画俳優や脚本家を目指す映画人たちが通いつめるスタジオがあります。
その名は、“映画24区スタジオ”。

ここでは日々、俳優ワークショップやシナリオワークショップが開催され、講師には井筒和幸監督や是枝裕和監督、
石井裕也監督、脚本家の山本むつみさんなど豪華メンバーが並びます。(※)

今回はこの映画24区スタジオで上記のワークショップが開催されていない空き時間をご利用したい方の募集です。
(詳細の金額などはこの記事の末尾をご覧ください。)

約80平米の面積、椅子40脚や机・プロジェクター・モニター・ビデオカメラなどの設備があり、
さらには渋谷区千駄ヶ谷という立地。

イベント・ワークショップの開催や演劇などの稽古、ヨガ教室やフラワーアレンジメントなどの習い事など、
様々な使い方が出来そうです。

(※)
井筒和幸監督:代表作『ヒーローショー』『パッチギ!』『ゲロッパ!』 など
是枝裕和監督:代表作『奇跡』『空気人形』『歩いても 歩いても』 など
石井裕也監督:代表作『ハラがコレなんで』『あぜ道のダンディ』『川の底からこんにちは』など
脚本家の山本むつみさん:代表作『八重の桜(2013年NHK大河ドラマ)』『ゲゲゲの女房(NHK連続テレビドラマ小説)』 など

映画会社なのに、地域プロデューサーワークショップを開催?

このスタジオやワークショップを企画・運営するのは株式会社映画24区
ホームページを見ると映像制作・プロデュース・ワークショップ運営の会社とありますが、
彼らの活動やブログを見ていると、いくつか目に留まることがありました。

それは、俳優やシナリオライター育成のワークショップとならび、
「地域プロデューサーワークショップ」が開催されており、その講師はコミュニティデザインのキーワードで注目されるStudio-Lの山崎亮さん、林業再生による地域活性化を行うトビムシの竹本吉輝さんという面々です。

また、映画24区代表三谷一夫さんのブログなどでは、
「東京を中心とした映画ビジネスを根底から覆す」という言葉がところどころに熱く語られてます。

映画24区、一体どんな会社なのか!?気になり、お話を伺ってきました。

東京を中心とした映画ビジネスを根底から覆す

映画24区の三谷一夫代表と、中島祥元さんは言います、

「いまの映画ビジネスは東京から一方的に発信される形になっています。

例えば、映画づくりの面でいえば、
いつも同じ顔ぶれの俳優、脚本はヒットしたマンガや小説など大きな興行収入を見込めるものとなり、
地方はロケ地として使われる程度になっています。

映画館は、ビジネスありきで拡張したシネコンが増え、
どのまちでも見ることのできる映画は画一化されています。」

「私たちはそのような東京中心となった映画ビジネスの枠組みを
一旦ひっくり返すよう考えてみたいと思っています。

例えば、映画づくりの面で言えば、地域で俳優を育て地域オリジナルの映画をつくりたい。

さらに地方のまちをロケ地など映画づくりの道具に使うのではなく、
地元に住む一般の人たちが映画にキャスティングされ映画を一緒につくり、
その後も継続的に自分たちのまちづくりに関心をもっていくためのツールとして
映画づくりを活用したいのです。

映画館は、きれいな外観や充実した設備などハードの整備を超え、
そのまちの市民コミュニティを築く場として運営を行うという、ソフトをいかにつくるかが求められています。」

「映画24区ワークショップの中の地域プロデューサーワークショップは、そのような映画という手法を、“私ならこう使う”と考え行動する人たちを増やすために開催をしています。」

映画24区は映画製作プロデュース会社であり、まちづくり会社。

映画24区は今の映画業界や東京と地方の力関係に一石を投じようとしていること、
映画という手法をつかったまちづくり会社という側面も見えてきました。

今回は彼らが映画人の育成を行う、「映画24区スタジオ」をイベントや稽古、教室として利用する方の募集ですが、
この「映画24区スタジオ」を利用することは、映画24区の活動の応援となり、
場合によっては映画24区や所属スタッフと接点をもつ機会となりうるはずです。

このスタジオを利用されたい方、映画24区の活動に共感された方、ご利用お待ちしています。
お問い合わせもお気軽にどうぞ!

また、上述した彼らの映画人育成プログラム「映画24区ワークショップ」は定期的に開催されているので、
そちらにも是非ご参加ください。

(ライター:今村ひろゆき)

所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-20-8 千駄ヶ谷S’ビル B1
アクセス:
・東京メトロ 副都心線「北参道駅」徒歩5分
・都営大江戸線「国立競技場駅」徒歩10分
・JR中央・総武線「千駄ヶ谷駅」徒歩10分
・JR山手線「原宿駅」徒歩15分
利用料 <平日>
1時間あたり 2000円
6時間パック 10000円(通常12000円)
12時間パック 18000円(通常24000円)

<土日・祝日>
1時間あたり 3000円
6時間パック 15000円(通常18000円)
12時間パック 27000円(通常36000円)

設備 面積80平米、更衣室、キッチンあり、トイレ男女別
■無料備品
・長机(8台) ・パイプイス(24脚) ・ホワイトボード(1台)
・プレゼン用プロジェクター(1台) ・TVモニター(40型)

■有料備品 各1,000円
・スクリーン(120インチ) ・映写用プロジェクター
・ブルーレイ&DVDプレイヤー ・スピーカー&マイク

備考 稽古での生声発声OK、アコースティック楽器の演奏OK、スタジオ内土足禁止
・キャンセル料について:
-利用日の30日前まで 0%
-利用日の29日前から15日前まで 20%
-利用日の14日前から当日まで 50%
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    ワークショップの様子①

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    ワークショップの様子②

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    椅子や机、モニター、プロジェクターなど様々な設備があります

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    その広さ約80平米、稽古や習い事などにも広々使えそうです

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    スタジオの一角。この棚の奥には映画24区のオフィスがあります

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    映画24区スタジオの外観。この地下1階にあります

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    地下1階へ続く階段。あなたも映画24区スタジオに足を踏み入れてみては?

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    会場図面

IMAMURA

今村 ひろゆき

HIROYUKI IMAMURA / まちづくり会社ドラマチック代表。「活かす、繋ぐ、しかもドラマチックに」をテーマにまちづくりや商業施設の企画運営を行う。82年千葉県松戸市生まれ。3から7歳までトルコ在住。学生時代はバックパッカーで約100日10カ国を周遊。まちの未利用空間やコミュニティの不足、時代に合わない働き方、地方の衰退などに問題意識を持ち、2010年MaGaRiをスタート。クリエイター向けアトリエ・オフィス・ショップの拠点開発・不動産再生・PRを行い、拠点の立地する街の資産に注目したイベントやプロジェクトを展開。一連の活動を通じ地域を耕し、街にユニークな人材や活動が根づく土壌をつくっていきます。

http://www.drmt.info/