日替わりオーナー募集！あなたのライフワークをカタチに。

MaGaRiを運営するまちづくり会社「ドラマチック」から、
オフィスのあるLwP asakusa（るーぷ　あさくさ）1階部分のMaGaRiの募集です！

浅草駅から大通りを歩くこと6分ほど。
観光客の人ごみを抜けると、履物問屋街の中でもひときわ趣のある建物が現れます。
「富士サンダル」という古い看板の残るここが、LwP asakusa（るーぷ　あさくさ）。
長年使われていなかった築54年の一軒家をリノベーションした、2階建ての木造空間です。

2階はドラマチック他、3社で共有しているシェアオフィス。
そして大通りに面した1階の土間スペースが、今回募集の対象となる空間です。

これまで、カフェ、イベントスペース、パブと形を変えてきたマルチスペース。
この場所で、自分の「ライフワーク」を実現したい日替わりオーナーを募集します。

カフェ、ショップ、ライブ、アトリエ。使い方はあなた次第。

ガラス張りの扉を入ると、まず感じるのは、この場所の持つ独特の空気感。確かに建物は古いのですが、棚に並べられたユニークな雑貨や壁に貼られた繊細な手書きのアート作品が、オーナーのセンスを感じさせ、初めてなのに、どこか懐かしさや人のぬくもりを感じます。

土間の一角には畳スペースもあり、靴を脱いでくつろぐことも可能。カウンター越しには、小さいけれど清潔なキッチンもあり、カフェやバーなどの営業に最適です。さらに、プロジェクターやスピーカーも完備しているので、セミナーやアコースティックライブの開催も可能。つくり手の方なら、アトリエ兼ショップとして利用するのも面白そうです。

どう使うかは、あなた次第。オーナーのオリジナリティが存分に発揮できる空間と言えるでしょう。

“人がつながる場所”を目指した2年間

ドラマチックの今村夫妻（今村ひろゆきさん、今村まりさん）がこの場所を構えたのは、約2年前のこと。以前はそれぞれ、建物改修や建築プロデュースの仕事をしていましたが、「自分たちでアイデアを形にすることをやっていきたい」と、スペースを持つことを決め、この場所に移住してきました。

最初は2階をふたりの住居とし、1階をイベントスペースとして使用。その後、2階はシェアオフィスとし、1階部分では一時期、カフェとしての営業も行いました。でもそのカフェも約半年で営業終了に。それは、まりさんが思い描いていたカフェとは違うと感じたことが原因でした。

「私には大学時代に出会った理想のカフェがあるんですが、そこは、近所の子どもたちが宿題をやりに来たり、子育て中のママがおしゃべりして帰ったり、近所のおじちゃんおばちゃんが朝から恋愛談義をしていたり。飲食店というより、人が集まってくる“出会いの場”という意味合いが強い場所でした。

でも、私たちは当時はまだ、この街の人々との関係性ができていなかったので、ランチだけの飲食店を開いても人間関係をつくるのは難しかったんです。もう一度利用形態を考え直そうと思いました」（まりさん）

その後ふたりは、2011年4月から半年に一度、アサヒアートスクエアにてイベント「隅田川ジャンクションinアサヒ・アートスクエア」をゲストオーガナイザーとして実施するようになり、これを機に、一気に地域の人々とのつながりが生まれていきます。

「この頃に、“地域で根ざして活動する”ということが、ようやく実感として分かってきた感じでした。地図を眺めると本当にみんなの顔が見えるようになったんですよね。街の人とのつながりが生まれて、ようやく、この場所をまちづくりや地域を面白くするために活用できるようになってきました」（ひろゆきさん）

2012年6月から10月までは、だれでも気軽に立ち寄れる場所にするためにパブ運営も行い、地域の人々とのコミュニケーションをさらに広げた今村夫妻。いよいよ、日替わりオーナーを募集して、彼らが本当にやりたかったLWP（ライフワーク・プラットフォーム）としてこの場所を使うことを決めたのです。

“食べていくため”ではなく、生きがいとなる仕事を。
「ライフワーク」のプラットフォームへ

様々な経緯を経て日替わりオーナーの募集に至った今村夫妻が目指しているのは、「ライフワーク・プラットフォーム」としての役割です。

「食べていくための労働＝（ライスワーク）に対して、それをやることがその人の生きがいとなったり、生活が楽しくなるような仕事のことを、僕らはライフワークと呼んでいます。飲食店をやりたい人、表現したい人など、それが本業ではなく、趣味もいい。思いがあって、本気でプロジェクトとして取り組みたいものを持っている人たちに、僕らのパートナーとしてこの空間を運営してもらいたいと思っています」（ひろゆきさん）

単なる場所貸しではなく、「パートナー」として日替わりオーナーを迎えたい。そんな思いから、場所の利用料は格安に設定。一回きりではなく、継続してこの場所を利用してくれる人を対象とした募集としています。
（詳細はページ下部、諸条件欄参照）

さらに、ひろゆきさんは、この場所で様々な人のライフワークを支援することによって、「まちづくり会社」として街へのビジョンも描いています。

「僕らはプロジェクトのアドバイスをすることもできますし、地域の人たちとのつながりもあるので、人を紹介することもできます。そうやってこの場所がプラットフォームになって、ここで日替わりオーナーになった人が、いずれこの地域でお店を開くようになればいいですね。ここから面白い人たちの活動が街に根付いていくような、そんな作用が起こせたらと思います」（ひろゆきさん）

様々な活動が生まれ、街に根付いていくための「プラットフォーム」に。
これからLwP asakusaの、さらにはこの街の可能性を広げていくのは、ひょっとしたらMaGaRiするあなたかもしれません。

カタチになっていない夢も、サポートします！

最後におふたりから、MaGaRiを検討中の読者のみなさんへ、メッセージをいただきました。

「思いを実現する場所がないと思っている人がいたら、ぜひ訪ねてきてほしいです。それがまだはっきりと形になっていなくても、僕たちがアドバイスやサポートすることもできます。まずはこの場所に来て、見て、感じてください。一緒にこの街を面白くしていきましょう！」

やりたいことを形にする場所を探している方、継続的に地域に根付いて活動したい方、
そして、まだ形にならないけれど強い思いを抱いている方も。

ぜひこの機会に、LwP asakusaの門を叩いてみてください。