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MaGaRi 051

廃墟?!これぞ“ロフト”のワークスペース

目黒区青葉台/みどり荘(MIDORI.so)

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募集終了

この物件の募集は終了しました!次回募集をお楽しみに!

廃墟?!のようなワークスペース”

目黒区青葉台。
高級住宅街を歩いていると突如姿を現す怪しい建物。
外壁にはツタが巻きつき、人が住んでいるのだろうかと思うような佇まいは
まさに廃墟という言葉がしっくりくる…

実はここ、「みどり荘」という名のワークスペース。
今回ご紹介する、MaGaRi物件です。

植物に覆われた見た目にぴったりな名前の「みどり荘」。
果たしてここが入口なのだろうか、という扉をくぐり
2階へ上がると、外観からは想像も出来ないような空間が広がっています。

ギャラリー、ラウンジにはおしゃれな家具が並び、
キッチンもついています。

外観のアブなさと対になった内装のハイセンスさ。
ワクワクが高まる雰囲気になっています。

『これからの働き方を模索できるワークスペースをつくりたいね』

お話を伺ったのは、黒崎輝男さん・ジョナサンさんと3人で構成される“未来を考える会社”であり
この場を運営するインデペンデントシンクタンク 未来インスティチュートの小柴美保さん。
「黒崎さん達と、『不動産屋の人達のはじめるシェアオフィスやコワーキングスペースってあるけれど、
場所貸しではない、枠に捕われないワークスペースってあまりないよね』って話したり、
『ロフト(※)みたいなスペースを東京でもつくりたい』と面白そうな物件を探していたんです。
そんなときにこの物件に出会って、皆で『ここだ!』って。

実は大家さんは今もここの一階に住んでるんです。
この土地なら、きっと、高く売りに出すことも出来たんでしょうけど
商売商売したことに売りたくないって言っていたし、
『自分の手でここを高級マンションにする』ってDIYで試行錯誤をしていたような方で、
私たちが、みどり荘の話をしに行ったら興味を持ってくれたんです。

今も外観は廃墟のようですが、
当初は中も同じように荒れていて、最初は床に穴が開いていたようなところから、
自分たちで改装し、家具もポートランドから買ってきて、
2012年4月にオープンしました。」

元々、外資の投資銀行にいたという小柴さん。
高層ビル(?)のオフィスでバリバリと働いていただろう彼女が
Tシャツとパーカーとデニムはいてこの場にいて、
未来インスティチュートで未来を考えつつ、
みどり荘のような場を運営しているという状況もとても興味深く感じました。

※ロフトとは、廃工場や廃倉庫を改修し、芸術家やクリエイターがスタジオやアトリエとして利用する場所を指す。先鋭的かつ創造的な雰囲気が流れる。1970年代のニューヨークのソーホーなどが有名。

Midori.so is more than just a co-working space.

現在、入居しているメンバーは建築家や、会計士、
空間デザイナーやグラフィックデザイナーの方など、約30名。

「廃墟みたいな見た目ですが、セキュリティはちゃんとしようとカードキーで扉は管理しています。
ネット環境ももちろん整備済み。
みどり荘の利用方法のイメージは、スポーツジム。
メンバーになる方は、区画や机単位での利用というよりもこの施設を丸ごと使ってもらえれば。
メンバーはイベントを開催したいときには、ギャラリースペースを自由に使うことが出来ますし、
キッチン、もちろん屋上も息抜き程度なら(大家さんとの紳士協定)OK。」
と小柴さん。

海外の人はこの自由なロフトのような雰囲気を好む人が多いようで
メンバーには海外の方もちらほら。

また、みどり荘の展開の中で興味深いのが
“ブレインキャンプ”という頭脳をキャンプさせようという取組み。
趣味・嗜好、国籍も文化も違う人達が集まって、
相談したり、ディスカッションして、学びも遊びも仕事も楽しめる機会を
つくっていこうと考えているのだそうです。

「多くのインスピレイションが会話から生まれるとしても、
 まず、そういう会話が生まれる状況がないといけない。
 その為にデザインや空間がよいことや、人々の表情が輝いているということが重要で
 それがあるところ、を目指しています。」
と小柴さん。

クリエイティブの一線にいる人達が、自分たちの手でつくり新たな命を吹き込んだ「みどり荘」。
多種多様な人が集まって、クリエイティブな活動やプロジェクトが次々と生まれていく場所となるに違いありません。

写真や言葉だけでは伝わらない、建物から感じる「不思議な包容力」と
その場にいる人達が発する気配から生まれる「場の持つドキドキ感」をぜひ一度足を運んで味わってみてください。
他のワークスペースにはない魅力に惚れこむ人も多いのではないかと思います。

最後にみどり荘のfacebookファンページに書かれている彼らの紹介文を掲載しましょう。

みどり荘〜 Midori.so is more than just a co-working space. We are a creative and collaborative shared space focusing on entrepreneurial endeavors, innovation, creativity, and community. Midori.so is the Green House of innovation.

所在地 〒153-0042目黒区青葉台3-3-11 2階/ 3階
渋谷駅から徒歩10分、渋谷駅西口から東急トランセ代官山 渋谷巡回バスで青葉台2丁目下車8分
中目黒駅から徒歩10分
代官山駅から徒歩12分
神泉駅から徒歩8分
利用料 フリー席 35,000円/月 
固定席 50,000円/月
初期費用 入会金: 10,000円
設備 24hrワークデスク及びロッカー
WiFi
キッチン及びラウンジ
住所使用
プリンター
駐輪場
ミーティングルーム 500円/30分
備考 休会制度あり、イベント実施あり
スタートアップ企業への支援も行います。こちらは別途ご相談ください。
お問合せ後、内覧と面談を実施し、入会希望者には申込書をお渡し。メール、郵送、直接持参のいずれかにて、入会申込書を提出していただき簡単な審査を実施。その後正式入会となります。
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    ラウンジ。食事や休憩、ミーティングもできます。キッチンあり

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    固定席の様子

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    フリー席の様子

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    ミーティングスペース

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    ギャラリー、ここではイベントや展示が行われています

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    中央の女性が小柴さん。毎週火曜はランチ会が開催

  • Midori_tenji

    2012.11月に開催されたデザイン展Contemporary Collectedの様子

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    シンボルでもある印象的な外観

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    屋上。一息つくならここで。

NAKAZATO NOZOMI

中里 希

NOZOMI NAKAZATO / あるときは地図BAR女将。 あるときはシブヤ大学キャンパスMAPつくり隊!隊長。@maptukuritai 何故だかいつも行き当たりばったりで、五里霧中。 行動指針は「非効率上等」。好きなものは「旅」と「まるいもの」。 常に興味は人にあり。好きな歌は美空ひばりの「愛燦燦」。

http://twitter.com/nozotonchin