パンの香りとあたたかな雰囲気

小石川の天然酵母のパン屋さん“mignon”

茗荷谷（みょうがだに）駅から徒歩7分、小石川と呼ばれるこのエリアは高級住宅街としてブランド力を持つエリアです。
今回お邪魔したのは、春日通りから一本入った坂道の中腹にある天然酵母を使った可愛らしいパン屋、mignon（以下、ミニョン）です。

ミニョンはふつうのパン屋さんとは明らかに違います。
パン屋というより“雑貨屋”や“レストラン”の様な雰囲気があるし、運営している鈴木さんと大山さんは、パン屋というより、“手創り作家”のようです。

mignonのお店は、なんでこんなにあたたかいんだろう？

そのように感じる理由を考えてみましたが、幾つか思い当たることがありました。

例えば、お店のレイアウト。
ふつうのパン屋は店内をぐるっとパンが陳列されますが、ミニョンでは店内に入るとまず、雑貨がならび、パンはショーケースの中に陳列されています。さらに、店内の奥にはレストランの様にキレイに整ったテーブル席がならびます。

また週末になると、ミニョンは店からとび出し、様々な場所で“出張パン屋”を開きます。
例えば、雑司ヶ谷の鬼子母神の手創り市やMaGaRiでも紹介している貸はらっぱ音地など。
理由を伺うと、そういったイベントに参加すると多くのお客さんにお店のことを知ってもらえると共に、たくさんの「出会い」があるからなのだそうです。

街によって人の気質の違いがあるなどエピソードも伺いましたが、本当に楽しそう！
ミニョンの店頭に置かれている小物や雑貨も、出張したイベントで出会った作家さんのものなのだとか。
さらには、作家の人たちがつくる味のある小物やカバンが好きで、そういったモノとの出会いも楽しみにしているそう。（ついつい買いすぎたりもするようです！）

そんな風に思うと、このお店がふつうのパン屋と違うのは、お店を運営するお二人が、
“人を好きで出会いを楽しむ方であること”や、“こだわりがあり味があるモノのセンスをお店に取り入れている”からなのでしょうね。

ミニョンの店内が持つ「暖かなフンイキ」や「明るくて元気をもらえそうな空気感」、ほのかに香るパンの匂いがそれを増幅して、“ほっこりする場”となっています。（ぜひお店に遊びにいきお二人と話しながら、その雰囲気を感じてみてくださいね）

パン屋さんを舞台にスクールやワークショップ、カフェ、展示も可能。

さて、そんなミニョンでお借りできるスペースは以下の二つ。
1つ目はお店の営業のコアタイムの後の時間です。
店内奥のテーブル席やキッチンが利用可能です。

今まで開催されたイベントには、店内奥のテーブル席を利用して、ワイン教室やお料理教室、会社の会議で利用されたことがあるそうです。

奥のテーブル席の部屋は扉を閉める事が出来るので、集中してスクールやワークショップ、会議などをすることに向いているかもしれません。特にレストランの様な落ち着いた雰囲気や街の特性から、フラワーアレンジメントやコーヒー教室、ワイン教室などサロンの様な使い方もよさそうです。

キッチンも利用できるので、夕方を中心としたカフェやバーの様な使い方もできそうですし、料理教室もよいでしょう。

また、せっかく天然酵母の美味しいパンをつくるミニョンのスペースを使うのですから、コラボレーションしてパンをイベントやカフェの中で提供するのも面白いと思います。

2つ目に、
ミニョンの壁面や店内入り口周辺、奥の客席を利用し、店内を展示スペースとして利用する事ができます。
この場合は、店の営業時間から展示ができるので、ミニョンのような可愛らしいお店に集まるお客さんに展示を見てもらえるチャンスとなりますね。

パンの香りとあたたかな雰囲気のミニョンでは鈴木さんと大山さんがお待ちしてます。
スペースのつかい方や天然酵母パンとのコラボレーションの方法など、相談してみて下さいね。