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MaGaRi 025

都市と「地域・森林」がつながる土壌をつくる。

東京都千代田区 /トビムシ

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募集終了

この物件の募集は終了しました!次回募集をお楽しみに!

アーツ千代田3331の1階に、無垢の木が包む部屋。

廃校をリノベーションし、アート団体やクリエイターが集まるクリエイティブスポットとなったアーツ千代田3331(以下3331)。以前はこの施設内2階にあるアートギャラリー“island MEDIUM”のご紹介をしましたが、今回は同じ施設内の1階にある“トビムシ”をご紹介します。
トビムシのオフィスは、一歩足を踏み入れると多くの人が驚くのではないでしょうか?
なぜなら、部屋一面「木」。無垢の木が醸し出す、やさしい色と香りが一面に広がります。

トビムシは持続可能な地域づくりの実践者。

国土の9割が首都圏以外の地域で、国土の約7割を森林がしめる日本。

地域では過疎や高齢化が進み、森林では国内産の木材の販売落ち込みの影響で
山の管理が手つかずになり山や海への生態系への影響が出ている今、
“地域”と“森林”は日本には欠かせないテーマといえます。

そのテーマに正面から向き合うのがトビムシです。
地域に入り込み、林業を中心に地域再生を行う会社です。

トビムシが行う活動のなかで特に注目されているのは岡山県西粟倉村の事例

個人所有で小分けになっていた林を村役場での一括管理とし、マイクロファンドで資金調達し、
林業機械の購入や初期工事を行うことで、事業効率化と再生を進めています。

さらに、マーケティングや商品化といった“販売”に関わる分野や、
都心の人を現地へお連れするツアーの実施など“ファンづくり”まで行っているというのだから、驚きです。

トビムシが特徴的なのは、
ロゴやWEBなどのデザインや、
3331へ入居していること、バイテンという地域の物販店の運営、
先述のマイクロファンド発行など、
様々な活動が都市の生活者との“つながり”を強く持とうとしていること。

取材させて頂いた松本さんは言います、「“都市と地域をつなぐ役割”もトビムシの大きなミッションの1つ」。

都市と「地域・森林」がつながる土壌をつくる。

そんなトビムシは自社オフィスの入り口付近に“イベントスペース”を持っています。

この場でトビムシは、「地域」や「森林」に関わる情報が集まったり、
活動する人たち同士がつながり情報交換や連携が行われたりする“拠点”、
あるいは多くのひとの生活に「木」が密着していくような“場”をつくろうとしています。

今回のMaGaRiで募集するのは、このイベントスペースを、
広い意味で「地域」や「森林(木)」に関わるイベントやワークショップ、集まりなどで利用したい方です。

今まで行われたイベントを例に挙げると、
「地域」に関わる企画では、 “島根県海士島への移住者(留学)募集”や、
“新潟小国和紙の展示会やワークショップ”、
“アーティストと信楽焼のコラボによる芸術祭の出張展示”などが開催されてきました。

一方、「森林(木)」に関わるイベントでは、“間伐材からつくるお箸やカホン(楽器)のワークショップ”、
“デザインイベントDESIGN TIDEの展示”“家具の展示”などが行われてきました。
更には“とにかく木の空間で集まりたい”ママさんグループや親子コミュニティの皆さんの利用も歓迎だそう。

なお、トビムシ松本さんによると、
3331はクリエイターやデザイナーの方が行き交う場所であるため、
それを生かした内容のイベントが行われると盛況となることが多いようです。

例えば通常の移住者募集の説明会よりも、
レザークラフトやデザインを地域で仕事にする方の募集をする説明会の方が盛況ですし、
展示やワークショップなどに関しても同様。

また、3331の中では、様々なスペース(調理室やテラスなど)の貸し出しもされているので、
そちらとトビムシのスペースの併用も利用の仕方によっては効果的でしょう。
某タオルメーカーは新作発表の展示会をトビムシのスペースで行い、記者会見を1階のコミュニティスペースで行った事例もあります。

このイベントスペースに地域や森林に関わる様々な活動が集まり行われることで、都市と「地域・森林」に関わる情報や人がつながっていく。そんな“土壌”をトビムシはつくろうとしています。

3331へお越しの際は、トビムシへ顔を出してみて下さい。
イベントスペースやバイテンでは、地域や林業の活性化の芽が今日も育っているはずです。
(ライター:今村ひろゆき)

所在地 東京都千代田区外神田6丁目11番14号 アーツ千代田3331 1階
最寄り駅
・東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
・東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
・都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
・JR御徒町駅南口より徒歩7分
・JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分
料金 企画運営にかかる実費(応相談)
トビムシと共同で地域・森林に関する企画の実施になります。
企画にかかる実費はご負担いただきますので、まずはご相談ください。
(これまでの平均価格として半日 5千円、1日 1万円程度)
利用可能時間 10時〜20時
設備 1プロジェクター、机、椅子10脚、パイプ椅子20脚程度、ホワイトボードなど
備考 物販可能(手数料別途)、音は周囲に迷惑にならない様注意願います。
木の床スペースの大きさは約6.0m×3.5m
木の床スペース手前の昇降口スペースは約5.3m×3.5m
この両方を合わせて利用することが可能です。(もちろんどちらか一部でも可能)
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    トビムシの入居するアーツ千代田3331

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    イベントスペース外観

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    イベントスペースの床は無垢の木です

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    海士町(島根県隠岐郡)の『島留学』説明会の様子

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    池内タオルのコットンヌーボー展示会の様子

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    おやこでつくるつみきっこの様子

IMAMURA

今村 ひろゆき

HIROYUKI IMAMURA / まちづくり会社ドラマチック代表。「活かす、繋ぐ、しかもドラマチックに」をテーマにまちづくりや商業施設の企画運営を行う。82年千葉県松戸市生まれ。3から7歳までトルコ在住。学生時代はバックパッカーで約100日10カ国を周遊。まちの未利用空間やコミュニティの不足、時代に合わない働き方、地方の衰退などに問題意識を持ち、2010年MaGaRiをスタート。クリエイター向けアトリエ・オフィス・ショップの拠点開発・不動産再生・PRを行い、拠点の立地する街の資産に注目したイベントやプロジェクトを展開。一連の活動を通じ地域を耕し、街にユニークな人材や活動が根づく土壌をつくっていきます。

http://www.drmt.info/