MaGaRi 073
多様性あふれるクリエイターの「るつぼ」
中央区日本橋大伝間町/Creative Hub 131
tag:募集終了
MaGaRi 073
中央区日本橋大伝間町/Creative Hub 131
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この物件の募集は終了しました!次回募集をお楽しみに!
大型開発の隙間で空洞化が進んでいた日本橋、馬喰町周辺。2003年から7年間続いたアート・デザイン・建築の複合フェスティバル「CENTRAL EAST TOKYO(セントラルイースト東京、CET)」で、古い雑居ビルに活力が吹き込まれ、アートギャラリーや若き実業家のスタジオが増えてきました。新旧の文化が融合するクリエイティブな魅力に満ちています。
そんなCETの中心地で、2011年にスタートしたシェアスタジオが『Creative Hub 131』です。さまざまな分野で活躍するアーティストやデザイナー、編集者、漫画家、コンサルタントが集まるスタジオで、いま新しい入居者を募集しています。
このビルを手がけたのは、アーティストの新野圭二郎さん。「クリエイターには、多様性と自由度の高い場所が必要」と、ジャンルの異なるクリエイター仲間と一緒に、半年かけて一棟丸ごと手作り改装しました。
1階にはギャラリー、2階〜6階はシェアスタジオ。3階には、まちに開かれた共同食堂『社員食堂Lab.』があって、毎週のようにイベントやワークショップが開催されています。そこに集まる人は、学生、OL、会社員、クリエイター、地元の旦那衆、美術関係者……と、世代も職種も人種もさまざま。上階に拠点を構えるクリエイターとの交流もあり、新しいアイディアやプロジェクトを生み出す、ゆるやかで豊かなコミュニティが生まれています。
今回、入居者を募集しているのは、新野さんが拠点としていた地下1階のスタジオと、5階のシェアスペース。地下へは1階からハシゴでアクセスします。ギャラリースペースの片隅から降りていくと、天井高のある約50平米の広々としたスペースが広がります。
ヨーロッパでの生活経験があり、アーティストとして活躍する新野さんは、「帰国後、この東京で、いかに多様性のある空間を作るかがテーマでした」と振り返ります。
ビルにはエレベーターがないため、上階にアクセスするためには、階段で各階を通らなくてはいけない構造です。不便さはあるけれど、各フロアに拠点を構えるクリエイター同士の交流が自然と生まれる利点もあります。
もともとは「地域密着型にするつもりはなかった」という新野さん。オープン直前に東日本大震災が発生したことを受けて、「地域」や「コミュニティ」の必要性と向き合わざるを得なかったと言います。
「近代以前はひとつだった事が、分業化、細分化が進んで、それぞれの分野が行きづまったのが20世紀だったと思うんです。ここでは多様性と自由のある空間を作ったことで、ジャンルの異なる人たちが出会い、新しい仕事やコミュニティが日々生まれています」
こうした実験的な試みが成功したのも、日本橋という立地が大きかったのだと、新野さん。「日本橋は日本の商業と文化の中心地だった歴史があるので、もともとトレランス(寛容性)の高い土地柄。だからこれだけ多様な人間が集まって新しいことをはじめても、受け入れられたのだと思います」と説明します。
各フロアにはまったく違う職種のクリエイターや起業家が入居。デザイン事務所「ベクトカルチャー」や戦略コンサルティングサービスの「シュハリ」、日本各地の芸術活動を記録する「Art Autonomy Network」などアート・クリエイティブ関連の幅広いプロフェッションが集結しています。同じく新野さんがプロデュースを手掛ける隣のビル「PUBLICUS」にも、さまざまな専門分野を持つ入居者が集います。
「自分の領域を広げたいと思っている方、パブリックマインドがあって、多様性に寄与できる、おもしろい活動をしたい方を是非お待ちしています」(新野さん)
所在地 | 東京都中央区日本橋大伝馬町13-1 最寄り駅 ・東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」1番出口から徒歩3分 ・都営新宿線「馬喰横山駅」A1出口から徒歩4分 ・JR総武快速線「馬喰町駅」から徒歩4分 ・都営浅草線「東日本橋駅」から徒歩5分 |
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利用料 | B1F(49.42平米/14.95坪):月額97,200円(税込) 保証金2カ月、償却1カ月 仲介手数料1カ月 |
共益費 | 水道料金(週20時間以上滞在の場合):月額315円 水道料金(週の滞在が20時間未満の場合):月額157円 電気料金は個別メーターによる インターネット利用料:月額1800円程度 |
初期費用 | B1F:291,600円(保証金1ヶ月 + 仲介手数料1ヶ月 + 初月分利用料1ヶ月) |
建物概要 |
階数:地下1階・地上6階 延べ面積:240平米 |
鈴木 沓子
主にアート、メディア、都市、公共性をテーマに、編集・執筆・翻訳をして生きています。共訳書に『海賊のジレンマ』(フィルムアート社)、『BANKSY YOU ARE AN ACCEPTABLE LEVEL OF THREAT【日本語版】』(パルコ出版)、『BANKSY’S BRISTOL Home Sweet Home』(作品社)など。